宮部霞は、生け花の家元である夫を亡くし一年、友人の藤原里美の経営するクラブに勤め一人暮らしをしていた。そんな時、店の客である山崎和夫と知り合う。山崎が結婚詐欺とも知らず霞の心の隙間を埋めてくれる山崎の優しさに結婚を前提に交際をしていたが、霞は今一つ踏ん切りが付かない。そんな悩みを里美に相談した。「それは、死んだ旦那を裏切っているという被害妄想が原因」と、女達の駆け込み寺『萬念寺』の住職から頂いた、精神を安らかにさせる『お香』を試してと手渡された…。
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